マイホームの住宅ローンの返済方法には、月々の返済金額が同じという「元利均等返済」が一般的ですが、元利均等返済に比べてトータルの返済額が少なくて済むような「元金均等返済」という方法もあります。また、金利については固定金利のタイプと、変動金利のタイプの2種類があります。

マイホーム購入時のローン返済を解説

日本ではバブル景気がはじけた以降は、長いあいだ低金利の時代が続いています。
しかし、これから先にずっと低金利の時代が続いていくとは限りません。
住宅ローンの金利は3年ほど前に底を打ち、最近では少しずつ金利が上昇していく傾向にあるようです。
マイホームを購入するのに必要な資金は非常に多額のお金が必要ですから、金利が1パーセント上昇しただけでも、トータルの返済金額が数百万円単位で変わってしまいます。

ローンの返済方法、固定金利と変動金利

スポンサードリンク

固定期間選択型の短期固定タイプや変動金利タイプを選んだ場合、金利の変動によって返済金額自体が大きく左右されるというリスクがあることを頭に入れておく必要があります。
その点、長期固定型の住宅ローンを選んだ場合、金利は一定ですから、金利変動によるリスクを抱え込むようなことはありません。
しかし、当然のことでしょうが、変動金利タイプや短期固定タイプの住宅ローンに比べると、金利は高めに設定されています。
長い目で見て、少し金利が高くても固定金利を選んだ方が良いのか、金利の急激な上昇は無いと予想して変動金利または短期固定型の住宅ローンにすべきか、選択した結果が今後の返済計画を大きく左右することになります。 どちらを選んだ方がよいのかの判断材料としては、返済期間が長期の場合は固定金で安心感を保った方が良さそうであり、短期間で返済が可能なケースだと変動金利の方が得することもある、ということは言えます。 ゼロ金利時代も終わりをとげ、これから金利は間違いなく上昇していきそうですが、どの時期に、どの程度まで上昇していくのかは誰にも分からないことです。

ローンの返済方法、元利均等返済と元金均等返済

一般的によく利用されているのが「元利均等返済」です。
メリットは、毎月の返済金額が一定ですから、返済計画を立てやすいという点にあります。
しかし、返済当初のうちは返済金額のほとんどが利息に当てられるため、元金がなかなか減っていかないというデメリットもあります。
借入金額が多ければ多いほど利息がかさんでいきますので、元金そのものはなかなか減っていきません。
住宅ローンを利用している人は、年末になると取引先の金融機関から「ローン残高証明書」という書類が送られてきます。
この証明書は住宅ローン控除に使用するための証明書となり、年末時点でのローン残高が記載されています。
元利均等返済を利用している人の多くは、ローンの返済額と元金の減り具合の差にがっかりすることがあるようです。

これに対し、「元金均等返済」というのは、毎月同じ割合で元金を減らすことのできる返済方法です。
返済当初のうちは元金が多いため、当然のこととして毎月の返済額は多くなってしまいます。
しかし、返済が進むにつれて元金そのものが減ってくると、月々の返済額も徐々に減っていきます。 元金均等返済の最大のメリットは元利均等返済と比べた場合、トータルの返済額が少なくて済むというところにあります。
返済当初の負担に耐えられるだけの経済力(収入)がある方は、元金均等返済を選んだ方がお得と言えるでしょう。
元金均等返済を選択したいと思っても、民間の金融機関では元金均等返済を扱っていない企業もありますので、金融機関の選択には注意が必要となってきます。
現状では、マイホーム購入時は何かと出費がかさみますから、月々の返済を少しでも抑えたいという人が多いため、ほとんどの人が元利均等返済を選択しているようです。


返済額増減ローン

金融機関の中には月々の返済額を増減できるタイプの住宅ローンを扱っているところがあります。
このような住宅ローンは「返済額増減ローン」と呼ばれています。長期間にわたって返済額を一定にしたり、特定の期間においては返済額を増減したりすることができます。
子供の進学で出費がかさむ時期や、転職したばっかりで給料の少ない期間など、ローンの返済額を減額することが可能です。


貯金連動型ローン

「貯金連動型ローン」と呼ばれる住宅ローンは、その金融機関に預けている貯金が多ければ多いほど金利が少なくなる、というタイプのものです。
住宅ローンの返済期間中は多くの貯金を持つ人は少ないのが現状で、あまり有効な住宅ローンとは言えないようです。


自動繰上げ機能つき住宅ローン

「自動繰上げ機能つき住宅ローン」と呼ばれる住宅ローンは、普通貯金に預けている貯金が、指定した金額を上回った場合は自動的に返済に充てられる、というタイプのものです。
繰上げ返済をする場合には、多くの住宅ローンでは数万円の手数料が掛かるため、数年に1回だけ百万円単位の返済をする人が多いようです。 しかし、この住宅ローンでは手数料が無料となっており、少しの金額だけでも繰り上げ返済に利用できるというメリットがあります。